腹水はガン以上に余命に直結?自宅行う腹水、癌の漢方治療

腹水はガン以上に余命に直結?自宅行う腹水、癌の漢方治療

◆腹水とは!?

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体内にある臓器を包む膜を腹膜と言います。腹膜は臓器と臓器の摩擦を少なくするために腹腔と呼ばれる隙間を作っていますが、その腹腔には健康な人であれば通常20~50mlの水が有ります。その水が癌や肝硬変などの様々な病気によって体内の水分の代謝が低下することで貯留してしまい腹水になります。特に腹水が貯留することで余命に直結すると言われており、病院の医師も腹水が溜まったことで余命を宣告される方も多いようです。


◆腹水が溜まると起こる症状

癌や肝硬変などが原因で腹水が発症すれば、多臓器が強く圧迫される為以下のような不快症状が起こることがあります。

・食べたいという気持ちはあるが少量しか口にできない。
・お腹以外がやせ細っている 
・体重が急激に増えた。
・腹部が張って痛い
・排尿、排便困難
・足がむくみ身動きがとれない
・胸も圧迫され息苦しい
・呼吸困難・動悸など

患者様によってはお腹以外にも「手足の浮腫」「胸水」などが溜まる方もいます。どれも大変お辛い症状です。



◆腹水が貯留する原因として

腹水が貯留する原因として非炎症性腹水炎症性腹水があります。

非炎症性腹水とは漏出性の腹水とも言われてます。主に肝硬変や肝不全、心不全、ネフローゼ症候群などが考えられ腹水が貯留します。


非炎症性腹水(漏出性腹水)の原因

①低タンパク血症(アルブミンの低下)
肝臓で作られているものでタンパク質の一種になります。働きとしましては、血管内の水分調整をしてくれていますが、アルブミンが低下することで血管内に水分が保持できずに外に漏れ出してしまい腹水の貯留の原因になります。

②門脈圧の上昇
消化管を巡った血液は門脈(消化管から吸収した栄養成分などを肝臓に運ぶ血管)という血管に集まり肝臓に運ばれますが、肝硬変や癌により肝臓内に血液が運ばれなくなり門脈の圧力が上昇することで水分を血管外に押し出してしまうことで腹水の貯留の原因になります。

③腎機能低下による水分の排出低下
腎機能の低下により不要なものの排出ができにくい状態になります。腹水の排出経路は「尿・便・汗」となります。その為、腎機能が低下することで腹水の排出経路の1つである尿を排出する力が低下してしまい腹水貯留の原因になります。

炎症性腹水(滲出性腹水)の原因

腹腔内に炎症が起こり腹水が貯留します。
原因の疾患としては、癌性腹膜炎、細菌性腹膜炎、悪性腫瘍(大腸がん、胆管がん、膵臓がん、子宮がん、卵巣がん、肝臓がん、胃癌、肺癌、GISTなど)が原因で起こります。炎症によって血管から滲出液が溢れ出していき腹腔内に腹水が貯留していきます。


◆西洋医学の腹水の治療

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腹水の治療としては主に「利尿剤」「アルブミン治療」「腹水穿刺」「腹水濾過濃縮再静注法」があります。腹水の排出経路としては「尿・便・汗」となります。その為、腹水のご状態にもよりますが、初期の段階では利尿剤のラシックス、アルダクトン、サムスカ、ダイアートなどが処方されご服用される方がいらっしゃいます。利尿剤は確かに即効性があり、短期で効果が期待できる治療法の1つです。しかし、服用期間が長くなれば利尿剤の効果も落ちてきてしまいます。

また、利尿剤は強制的に排尿を促すため、長期服用することで腎臓に大きな負担がかかり腎臓の機能が低下してきます。

次の治療法として、アルブミン製剤の投与になります。アルブミンとは肝臓で作られているタンパク質の一種になります。肝硬変や様々な病気や食事が取れずに栄養状態の低下によりアルブミンが低下してしまい血管内の水分調整がうまくいかずに腹水が貯留する原因となります。その為、アルブミンを投与することで血中のタンパク質を増やす治療になります。しかし、このアルブミン治療は月にできる回数が決まっており、利尿剤と同様に繰り返し行うことで効果が弱まっていきます。


その為、最後の治療法として腹水穿刺になります。お腹に針を刺して腹水を抜く治療になります。腹水穿刺をすることでお食事が出来るようになった、身体が軽くなり動きやすくなった、息苦しさが軽減されてきたなどのメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。血圧の低下による倦怠感や腹水の中にも栄養分が入っているため栄養状態の低下、腹水の貯留するスピードが早くなるなどです。その為、腹水穿刺に似た治療方法として腹水濾過濃縮再静注法があります。

腹水を抜いて濾過濃縮して細菌などを除去した後に体内に必要なアルブミンなどの栄養分を体内に戻す治療法になります。腹水濾過濃縮再静注法も腹水穿刺をすることになりますので少しの体の負担はありますが、腹水穿刺のみに比べ栄養状態低下などの軽減になるため、QOLを落とすことが少ない治療法になります。


◆腹水の検査と鑑別

異常な腹水の有無は、腹部の膨張や腹部超音波検査、腹部CT検査などで発見することができます。そこで腹水を採取し、障害の原因や状態を調べるのが腹水検査です。腹水検査は、腹水を比較的安全に採取できる部位は左下腹部で、採決に使用される針の付いた注射器が使われます。

その他に重要になるのが血液検査(生化学的検査)ながを確認する必要があります。

血液検査の結果からわかること

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腹水、癌、肝硬変の方で特に注意しなければならない血液検査の項目があります。(※基準値は掛かりつけの病院によって異なります。)

アルブミン(ALB)基準値 4.0~5.0

アルブミンは肝臓で作られているもので、血液中の蛋白質の一種になります。働きとしましては、血管内の水分の保持をしてくれる働きになります。しかし、このアルブミンが低下することで血管内に水分保持ができずに血管外に漏れ出してしまいます。

その漏れ出した水分が腹水の原因になりますし、その他にも浮腫みなどの原因になります。


コリンエステラーゼ(CHE)基準値 200~460

コリンエステラーゼは肝臓の栄養状態が把握できる数値になります。コリンエステラーゼが低下することで肝臓の栄養状態が低下してしまい「蛋白質の合成」する力も低下してしまいます。その為、「アルブミンの低下」に繋がり腹水が貯留する原因になります。

C反応性蛋白(CRP)基準値 0.1~0.3

体内の炎症を表す数値になります。癌や肝硬変などの炎症を伴う疾患や肺炎などの様々な原因でも数値が上昇しますが、この炎症が高くなることで、腹水が貯留の原因や、抜けにくくなる原因になりますので数値の上昇に注意が必要になります。

クレアチニン(CRE)基準値 0.3~1.2

腎臓の機能を表す数値になります。クレアチニンの数値が高いということは腎臓に負担がかかっていることが考えられます。腎臓に負担がかかっているということは体内の不要な水分が排出されにくいという状態です。腹水の排出経路の1つは「尿」となるため腹水の排出経路が閉ざされてしまいます。

赤血球(RBC)基準値 男性 440~550 女性 380~500

赤血球が低下することで、各臓器や細胞に栄養素や酸素が運ばれずに各臓器の機能が低下してしまいます。機能が低下することで体内の代謝が低下してしまい不要な水分などの排出する力も低下してしまい腹水が貯留してしまう原因になります。

アルカリホスファターゼ(ALP)基準値 100~325

肝障害により胆汁うっ滞が生じると、胆汁中に存在するALPが血液中に漏れ出し、数値が上がります。この検査は、ときに極めてまれな疾患である、原発性胆汁性肝硬変を見つける手がかりになります。何らかの異常で肝機能が低下し、肝臓内の胆汁の流れが悪くなること。また胆管に胆石が詰まった場合にも、うっ滞が生じることがあります。

乳酸脱水素酵素(LDH)基準値 120~240

LDHは何らかの異常で肝細胞が破壊されることにより、はじめて血液中に漏れ出します。その数値が高いということは、それだけ肝臓が障害を受けているという状態を反映しています。進行したがんや気づかれずにいた転移性肝がんなどで上昇することがあります。

総合ビリルビン(T-BIL)基準値 0.2~1.2

肝障害により胆汁うっ滞が生じると、胆汁中の直接ビリルビンが血液中に漏れ出し数値が上がります。間接ビリルビンは、通常より過剰に赤血球が破壊されると数値が上がります。慢性肝炎、初期の肝硬変ではあまり上昇しませんが、肝硬変が進展、肝不全に進行してくると徐々に上昇していきます。

腹水貯留の際、上記の8項目はしっかりと確認する必要があります。


◆病院以外の腹水の予防・対策法

東洋医学(漢方)による腹水の原因と対策法

東洋医学では腹水貯留の原因、対処法を以下のように考えています。

①血流の低下や水分代謝の低下
②体の炎症(癌、肝硬変など様々な原因)
③肝臓、栄養状態低下によるアルブミンの減少
④腎機能の低下による腹水の排出経路の低下

上記の4点と言われています。

その為、上記の対策として
①血流を向上させることで各臓器、細胞の活性
②体の炎症を軽減対策
③肝機能、栄養状態を向上させることでアルブミンの増えやすい環境を整える対策
④腎機能を向上させることでの腹水の排出経路(尿・便)の対策となります。


東洋医学での腹水対策は上記の4点を重要視しています。

上記の対策を組み合わせることで、それぞれの異なる働きが
相乗効果を生み、「腹水、癌、肝硬変対策」または「不快症状の軽減緩和」へと向かわせます。


また、いくつかある対策の中でも、特に重要なのが「血流の改善」です。

血液の主な働きとしては栄養素や酸素を体全体や各臓器、細胞に運んでくれると言われており、血流が改善されることで、体にとって様々な相乗効果が生まれると言われています。その為、血流が改善されることで、肝臓内や腎臓内の血液量や血流が改善されることで肝機能や腎機能が向上されます。結果、腹水が溜まる原因となるアルブミンが増えやすい環境を整え、腹水の排出経路である尿の排出を促進することで腹水の軽減に繋がると言われています。

また、同時に大腸の働きも活性されることで便の排出を促進することで腹水の軽減になるそうです。炎症を体に抱えることで「腹水の排出が出来なかったり」「腹水が溜まりやすい」状態となります。便を排出することで腹水の対策にもなりますが、体内の不要な熱を外に排除することで炎症の軽減にも繋がると言われています。更に炎症を抱えることで血流が悪化する原因にもなります。その為、炎症の軽減をすることも腹水の対策で必要となります。

漢方薬も種類が多く、作用の仕方や効果も薬によって全く異なります。
解毒を即す漢方、炎症を抑える漢方や、血流を向上する漢方、水分代謝向上を向上する漢方、免疫力を高める漢方、新陳代謝を向上する漢方、栄養の吸収を高める漢方など様々です。


上記の点も踏まえ、今回は数多くの種類の中でも血流改善効果抗炎症効果が最も高い漢方薬をご紹介いたします。
(※漢方は患者様の症状や体質により服用する漢方が異なります。)


田七人参(でんひちにんじん)


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田七人参は、多くの慢性疾患患者さんが服用している漢方薬の1つです。中国では早くから田七人参を漢方製剤の主成分として腎臓病・肝臓病・癌・腹水・胸水・高脂血症・脳血管障害・高血圧症・糖尿病・皮膚疾患・帯状疱疹・前立腺肥大などの臨床治療に使用されていましたが、日本においても田七人参を服用なさっている方々が近年増加しています。

それは田七人参により血液の質を改善(サラサラ)体内の不要な熱を排除(抗炎症)などが期待されるからなのです。

田七人参「腫れ・痛みや出血を鎮める働き」「血液をサラサラにする働き」「免疫力を高める働き」は各種慢性疾患・生活習慣病には不可欠な要素となっています。それほどの薬理作用があるにもかかわらず、なぜ日本では最近まで日の目を見なかったのですか。それを解き明らかすカギは、その”希少価値”にあるようです。田七人参は特有の効能を持つため、中国では昔から健康を増進する貴重なものとして珍重され、[金不換](金に換えられないという意味)の異名を持つほど貴重かつ高価なもので、ひと昔前までは一部の特権階級、さらに遡れば王侯貴族しか口にすることができなかったというのです。

人の健康にとって血液の質血液の流れは重要な意味をもっています。血の流れが滞ると様々な病気や症状につながります。血液の流れの滞りは、「血液の粘度が高まっている」や、「血管内に老廃物が付着して血管が細くなっているため」、また「心臓の働きが悪くなって血液を送れない」などの原因があります。
血液の流れを改善することは病気を防ぐ目的だけではなく、赤血球の生成を促進しているため、体の健康バランスもとれ、食欲不振や疲れやすいなどの回復にもつながります。

田七人参の成分は、サポニン、フラボノイド、ステロ-ル、有機ゲルマニウム、鉄分、アルギニンなど。その他に田七人参特有のトリテルペン配糖体などがあります。特にインタ-フェロンを誘発する有機ゲルマニウム含有量は朝鮮人参の一.五倍程度。

田七人参の幾多の効能の根本は、血液の質を改善し、血液の流れを潤滑にするところにあるといえそうです。

推奨商品の詳細

腹水の漢方解説

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※田七人参は腹水の漢方ではなく、血流や体内の環境を整える事により結果腹水などに作用する漢方です。
※通常漢方を服用される際は、専門家に相談し、患者様の体質や症状をお伝えし患者様に合った漢方薬を処方してもらう事が重要です。



◆漢方と温熱の併用対策

漢方と温熱の併用で「相乗効果」を高め、腹水の排出を促す!!

基本は病院の治療となりますが、病院の治療のサポートとして漢方と温熱の併用対策もあります。東洋医学では癌や肝硬変、腹水などの疾患は体内・臓器レベルで起こる冷え』『全身の血流障害などが主な原因と考えております。

その中でも血液の流れが停滞することで体内の代謝不良が起こり結果、水分代謝の低下に繋がっていることも考えられます。その為、体内に不要な水分(腹水・胸水)が貯留してしまいます。また、肝硬変、癌、腹水患者は血流障害が原因で体内・臓器レベルに冷えを抱えている患者様が大半です。
(※患者様の体を触って温かいと感じても内臓が冷えている事もございます。)

その為、上記の原因を改善するために、漢方で血液の循環を良好し新陳代謝を向上させることが重要です。血流が高まれば全体の代謝が安定してきます。その結果、体内の水の巡り⦅水分代謝⦆』も向上し、体内の余分な水分や体内に蓄積した毒素がお小水や排便として排出されていきます。

また、血液循環が良好になれば、栄養素が各臓器にしっかりと運ばれ、各臓器の活性向上、身体の栄養状態の向上、免疫力の向上などにもつながり腹水だけでなく癌や肝硬変の症状抑制・軽減になどにも繋がってきます。しかし、癌や肝硬変を伴う腹水患者様の場合、血液の質が悪く、血液の循環もひどく悪化しています。ここが腹水が抜けにくい原因の1つとも言われています。ですので腹水まで進行された患者様の中には、漢方の血流改善作用だけでは病気の進行に追い付かない場合もございます。

そこで、上記の問題を対策するために、漢方治療に、温熱を加えることで、さらに血流が向上し、水分代謝の向上に繋がってきます。
(※漢方と温熱の併用は、体の内側と外側から血流を促していきます。)

ご存知な方も多いと思いますが、温熱療法は病院でも行われている治療法の1つで、主に癌治療、抗癌剤の副作用予防、免疫療法、高濃度ビタミンC、マルヤマワクチンなどの効果を高めるために実施されています。大病を抱えられた患者様に注目されている治療法の1つです。

ご存じな方も多いと思いますが、癌細胞は冷えに強く、熱に弱いと言われています。また悪性細胞は39℃で衰えはじめ、42℃で死滅するとも言われています。

癌になりやすい臓器と、なりにくい臓器の違いとは?

人間の臓器で、がんにならない場所は、心臓と脾臓です。逆に、癌になりやすい場所は、食道、胃、肺、大腸、子宮です。なぜこのように分けられるかというと、明白で、臓器のもつ温度が関係しています。

心臓は、常に動き、熱を生じているし、脾臓は赤血球が集まっているところなので、温かいです。心臓の温度は、40℃台、脾臓も40℃近くあります。冷えは万病の元と言われていますが、管腔臓器(口、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸、肛門を長いひとつの管としてみる臓器のこと)は、外界とつながっているため、冷えやすいので、がんにもなりやすいと言われています。

上記のように『冷えは癌細胞の増殖や病気の進行に深く関わりを持つため、冷えの予防や対策を行う事が最も重要とされています。

温熱の豆知識

自宅で行う全身温熱法


患者様の中には、病院まで通院できない方、ご自宅で温熱を取り入れたい方は遠赤外線を使い全身を温めてくれる全身温熱シートなども良いでしょう。全身温熱シートは、マイルドな温熱効果で全身の血流量を高め、体の隅々まで血液の流れを良好にし、全身を温めていきます。

※ポイント・温熱は一部だけを温めるのではなく、全身を満遍なく温めることで血流・水分代謝の向上に繋がりやすいとされています。参考にされてください。


温熱の参考サイト

温熱参考動画

『岩盤浴マットで血流が劇的に変わる!』


全身用温熱シート
温熱・遠赤外線効果で全身の血流を高め代謝の向上を促す!)

※こちらは医療用具ではありませんので、健康促進等の補助目的で御使用下さい。

温熱療法の効果-自宅で行う全身温熱法
温熱療法の効果や併用治療などを詳しく解説!)

◆まとめ

腹水の症状や原因、治療や対策についてまとめました。腹水は癌や肝硬変以外にも様々な疾患で発症します。腹水が溜まるということは、全身状態が悪化している証拠です。その為、早急な対処が望まれます。

腹水が溜まるとQOL(生活の質)を大きく低下させます。QOLを少しでも向上させるために、どんな治療法がベストなのか専門家・医師と相談しながら、治療・対策を進めていくと良いでしょう。


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